気がつけば猫背! いつも肩がこってます。つらくなると整体も受けていますが、その時だけ。
たぶん姿勢が悪いからだと思うし、鏡に映る自分の猫背をなんとかしたいと思う。
だけど猫背は治らない、どうすれば肩こり良くなるの?
僕も、猫背肩こり無限ループでした。これがこの先もずっと続くと思うとさらに肩がこってきます。でも僕は今、肩こり平気です。
松乃わなり 整体師、通わせないセルフケアを24年。ジャングルと砂漠を950km走破した冒険家。著書11冊>プロフィール |
姿勢良いから肩こりが楽になったのです。僕だけでなく、僕の顧客や仲間達も姿勢良くて肩こり楽になってます。姿勢ってすごいですよ。
猫背は上下逆転で不自然
自然じゃないから治るものも治らないのです。
正しい姿勢は植物と同じです
上半身は風に揺れる枝葉のように肩の力が抜けてリラックス。足腰は根っこのように引き締まっています。しかし姿勢が悪くなると上下が逆転してしまいます。イラスト左。
不自然な状態で肩こりをケアしているから、結果が出ずにその時だけ。
先ずは姿勢から整えて行きましょう。急がば回れ、その方が圧倒的に早いのです。
姿勢で肩こり撃退7選
1.下を向くときは腰から
下を向くとお尻の穴が緩みます。この状態を骨盤が緩んだと言います。下イラスト、反省するときの姿勢の違い。意志の力のようなものを感じますね。
骨盤が緩んだ、プチ詳しく
重心が腰高になり肩に力が入ってしまいます。
骨盤が緩んだ状態は問題ではありません。骨盤を緩めなければならない時もあるからです。たとえば排泄のときなど。
しかし日常、ず〜〜と下を向いているとこれは問題です。骨盤が緩んだ状態が続くので姿勢は悪くなります。
2.座り姿勢。頭~体幹まっすぐに
下写真の女性が理想です。腰〜体幹〜頭がまっすぐ! 肘で身体を支えているのも良いですね。
男性は頭が前に突き出ています。
テコの原理で、頭の重さx前に突き出た距離でどんどん負担が増えていきます。
3.床に座るときは座骨で座る
猫背で座ると肩甲骨が外側や上側にズレて背中が丸くなります。腕の動かせる範囲は3割ほど狭くなり筋肉は硬くなり、肩こりで姿勢はさらに崩れます。
骨盤を立てるとお尻の骨(座骨)が床面にあたります。座る骨と書いて座骨です。座骨ですわりましょう。背筋が伸びやすくなります。
お尻の後ろのほうにタオルを畳んで差し込むとやりやすい。タオルの厚みを工夫してみてください。
座骨を詳しくみる
骨盤の下部分、丸くメガネみたいに見える部分が座骨。
4.姿勢の軸をチェック
正しい姿勢で立ちます>爪先立ちになり>踵からストンと落とします。脳天に刺激が突き抜けるとまっすぐ。肩にも優しく立っています。
最初は分かりにくい方もいるかも。僕もそうでした。でも何度かやっているうちに慣れてきます。慣れて来た=姿勢良くなって来ているサインです。
5.親指前でバストアップし猫背も治す
立っている時は親指を前に向けます。理想は手の向き下イラストC。バストアップにもつながり一石二鳥!
下イラストABは巻き肩になって猫背に。肩甲骨の動きも極端に減ってしまいます。
6.口を閉じて姿勢を安定させる
口が空いていると姿勢崩れやすくなります
締まりのない表情になり頭が揺れやすくなるからです。
頭が揺れると、腰にあるべき重心が上がるので肩は緊張します。これらが続くと姿勢は崩れ猫背になります。
口を閉じ舌を上顎に軽くちょんとつけましょう。
押しつける必要はありません。それだけで口は閉じやすくなります。
ガムを噛んで顎を鍛える事も有効です。
下写真。サハラ砂漠で疲れ果てて間抜け顔の松乃わなり。骨盤も緩んで悪循環へ、この後に意識を失って倒れました。
7.正しい姿勢は植物を同じ
しかし猫背は反り腰の悪い姿勢では植物の状態、枝葉は風に揺れるようにリラックス、根っこのように足腰は引き締まっている事です。
1〜5まで姿勢を点検したら、口を締めます。口がポカンと空いていると、頭が揺れやすくなって重心が上がり姿勢が崩れます。
姿勢を良くして肩こりを根本から撃退しましょう!