腹やせ健康美の作り方
腹やせと健康美の関係
健康的なダイエットは大切ですよね。行き過ぎたダイエットで身体も、肌も、そして心もちょっと。という写真などときどき目にします。
バランスの良いダイエットを心がけたいものです。陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず」という言葉があって(陰陽論)何事もほどほどに、行き過ぎれば逆に転じますね。
松乃わなり 整体師、通わせないセルフケアを24年。ジャングルと砂漠を950km走破した冒険家。著書11冊>プロフィール |
腹から痩せるのは、健康的なダイエットと関係が深いものです。
腹は深い呼吸のために進化した事が、最新の考古学で実証されています。より深い呼吸を手に入れて生き延びようとしたのです。腹式呼吸です。
そして腹式呼吸は、妊娠してお腹で子どもを育てる>哺乳類へと進化したのです。2億5千万年前の出来事です。
2億5千万年前は、生き残るために腹が進化した。
現代では健康的に暮らすために腹を整える。
基本的な腹のメカニズムは変わってないのです。
腹がやせて健康美になる条件
正しい姿勢。これが絶対条件です。
下イラスト。正しい姿勢。猫背。反り腰を紹介してありますが、決定的な違いは
下腹部がキュッと緊張しているのが正しい姿勢です。
猫背、反り腰と悪い姿勢では下腹部は緊張しません。
下腹部が緊張しないと、腹の中に収まっている内臓を守る事ができません。
そこで下腹部にぜい肉をつけて内臓を守ろうとするのです。これはダイエットがどうという話ではなくて、生き残るための生理現象なのです。
なぜ下腹部にぜい肉をつけて内臓を守ろうとするのか?
ぜい肉の正体は中性脂肪、クッション効果、断熱効果があるので外部からの刺激(物にぶつかったり、暑さ寒さなど)から腹を守るににちょうど良いのです。
姿勢が悪いままダイエットをすると痩せて行きますが、下腹部だけはぜい肉が最後まで残ります。そしてリバウンドすれば、真っ先に下腹部にぜい肉が戻ってしまいます。
下腹部を守るためです。下腹部を守るのは姿勢なのです。
腹がやせて健康美になる条件と体験談
下腹部を守るために、ぜい肉がつく。
ぜい肉以外に他のもので下腹部を守ることができると、ぜい肉は下腹部につく理由がなくなりますから、腹やせに繋がっていきます。
数年前にひどい腰痛で困っていた女性がいました。
子どもを産んでから腰痛に悩まされるようになったそうです。そして腹もぜい肉がへばりついてしまいました。
腰は痛いし、腹はぜい肉。大変です。
この場合、骨格や筋肉がどうのという問題ではありません。
妊娠によって下腹部の緊張は外れ緩みます。お腹を膨らませる必要があるからです。
体験してみると分かりますが、お腹を膨らませるとお尻は緩みやすくなります。これを防ぐには姿勢を正しくするしかありません。
しかしお腹にお子さんを抱えていらっしゃるので、妊娠中の正しい姿勢が分からない状態が続き腰痛にもなり、そして出産です。
おめでたいことですが、身体には負担が長く大きく続いたものです。
出産によって骨盤が緩み(骨盤底筋が緩み)いっきに下腹部が緩み弛んでぜい肉が、さらに腰痛までひどくなってしまいました。
改善方法としては、姿勢矯正しかありません。
正しく立つ。それだけで骨盤底筋と下腹部が自然に緊張して下半身は安定しました。
下半身が安定すれば腰痛も改善が期待されますし、下腹部を守るためについたぜい肉も下腹部が安定して必要なくなります。
あっさりと改善されました。
腹やせと健康美、まとめ
腹は(下腹部は)身体の中心です。重心も下腹部にある必要があります。
空手や日本舞踊などの稽古では立ち方から入ります。
正しい姿勢で立つ、安定する、安心する。身体と心は繋がっていますね、表情も柔らかくなり、肉体>心>内臓へと好循環が始まるのです。