腹が座っている。覚悟が定まっているお坊さんに出会いました

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腹が座っている。覚悟が定まっているお坊さん

花子

お坊さん?

松乃わなり

とても素晴らしいお坊さんに出会いました。その時の話です。

松乃わなり

整体師、通わせないセルフケアを24年。ジャングルと砂漠を950km走破した冒険家。著書11冊>プロフィール

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腹が座っている人

311。東日本大震災のときに僕は1年間、被災地(宮城県南三陸町)でボランティア活動をしていました。

全国から集まったボランティア達が、車中泊して瓦礫拾いなどの活動を行っていました。

その中に、一人のお坊さんがいらっしゃいました。

その方は朝一番に起きて、お袈裟と言うのでしょうか。それに着替え被災地に出向き、読経をあげます。

戻って来ると、作業着に着替え、誰よりも早くボランティアセンターに出向き、その日の活動準備をされます。そしてボランティア現場へ。

夕方、作業が終わり誰もが泥だらけ。一人づつシャワーを浴びてさっぱりするのですが、そのお坊さんがシャワーを浴びるのは最後です。

そして夜。ボランティアの束の間の楽しみ、晩御飯です。と言ってもカップラーメンなどが主食です。

そんな中をお坊さんは、保存の効く食べ物をお裾分けしてくれます。

「おおー♪」大喜び。

そして1日が終わります。

ある日、お坊さんがこんな話をしてくれました

迷った時はどうしたら良いですか?

人生には、大きな迷いもあれば、小さな迷いもある。

迷った時は損得勘定で決めたりするものですが、「是」か「非」で決めてはどうですか。

と話をしてくれました。

「正しいと思った事をやりなさい」

腹が座っているとは、そういう事なんだ。とても感動しました。

そのお坊さんの、日頃の行いを知っているだけに、その一言にとても重みがあったのです。

そばに居るだけでほっとする

ボランティアが終わり、カップラーメンの夕食も終えて少しお酒も入ります。

全国から集まったボランティアたちの話は面白いです。

お酒が入れば武勇談の一つも語りたくなります。

たわいもない話を、お坊さんは丁寧に聞いてくれました。

腹は感情が宿ります。第二の脳と言われる所以でしょうか。

ゆっくりと休んでまた明日もがんばろうと思ったものです。

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