男性の座り方は最悪です
計算式が乗っていますが、テコの原理で首の付け根には相当なストレスがかかっています。
下向きの姿勢とお顔
唇の周りの筋肉は皮筋という弱い筋肉で出来ています。そして唇の周りの筋肉、口輪筋(こうりんきん)はここから放射状に表情筋へ伸びていきます。
これが緩むので口がポカンと空いた締まりのない顔になります。
写真はサハラ砂漠250kmマラソンの松乃わなり。右端は意識失う2日前くらいだったか?
口輪筋は皮筋。骨格筋に比べて弱い筋肉です
皮筋とは皮膚につながっている浅い筋肉です。それほど強い力を持つ必要はないので弱い存在なのです。だからちょっとした心の変化や疲労でお顔に影響がでます。
皮筋が退化した原因は服かも
皮筋は犬が濡れた体をブルブルと震わせて体についた水や埃を払いのけるような動きの筋肉です。
しかし人間は服を着て体を守っているので皮筋は退化し、お顔にだけ残し感情や意思を伝えるために発達しました。
下向きの姿勢とマリオネットライン
いつも下向きでいると口輪筋は垂れ下がる方向に重力がかかります
それを薄い皮筋は支え続けるのは大変です。
これが常に続くと口がポカンと開いた締まりのない顔になり、さらに進むと口元から顎にかけて立てに緩みます。マリオネットラインです。
下向きの姿勢と出っ歯
唇は歯が外側に広がらないように抑え込む役目もあります。
しかし姿勢が悪いと下向きの姿勢になり、舌が前歯について前歯を外に押します。歯は内側からの圧には極めて弱いので出っ歯の原因になります。
それはアーチ橋の写真をみれば一目瞭然です。内側からの圧には非常に弱いのです。下イラスト右。
顎を支えましょう
悩んだり考え事しているときは顎を支える習慣をつけましょう。
ときどき見かけますよね。「どうしたらいいのかしら?」ポーズ。
これ、頭が下を向かないように手で支えているのですね。
ロダンの考える人
こちらはどうでしょう。オーギュスト・ロダンが制作したブロンズ像です。
骨盤の坐骨で身体を支えて体幹が自然なカーブを描き頭は体幹の延長線上に乗っています。手で顎を支えているから背筋も楽ですね。美しい。