後ろ姿が美しいか一瞬で点検する方法
正しい手の向きはどれ?
立ち止まったときの手の向きはA,B,Cどれが正しいでしょうか?
立ち止まったときに、進行方向を向いているのは親指か、人差し指かを見ます。
正解はイラストの下に。
理想は上イラスト「C」です
親指が進行方向を向いている。脇を締めると言います
肩甲骨の動きにも大きく関係しています。試してみましょう。
手のひらを前に向けてみましょう、脇を締めた状態です
肘は伸ばしたほうが分かりやすいです。脇の下がぎゅ〜と締まる感じを体験できます。
手のひらを下に向けてみましょう、脇が開いた状態です
脇の下が締まった。下イラスト「C」親指前と同じ。
脇を締めるとこれだけのメリットがあります。
- 胸が張っバストアップ。
- 鎖骨も伸びてデコルテラインがシャープに。
- 肩甲骨はキュッと引き締まり肩幅がスリムに。
- 自然に背筋が伸びる。
良いことだらけですね。
手の平の向きだけで背中に状態が点検できるのです。
下イラスト。A,Bはちょっと誇張して描きました。
A,B,Cそれぞれ特徴を見ていきましょう。
A-人指し指が前
下写真の左(矯正前)
指の位置はチラッとしか見えませんが、人差し指が進行方向を向き、さらに肘が外側に張り出しています。背中が丸くなって猫背です。
B-人差し指と親指の両方が前
下写真の左(矯正前)
前から見たら差し指とお親指が見えています。
肩に力が入ってる事が多く、力んでいるように見えます。
肩に力が入ると腰高の重心になるためにお尻が緩んでしまいます。ヒップが垂れてしまう原因の一つです。
C-親指が前(これが理想)
写真右。脇が締まると言います、バストアップにも直結します。
脇が締まるので肩甲骨が背骨側に移動し、首〜肩〜ウエスト〜ヒップまでのラインがスッキリしています。
72歳の女性です。指の向きを変えるだけでここまでスッキリと。肩甲骨付近の背骨の側弯も改善されてきています。
歩いている時も親指が進行方向を向くように
立ち止まったら親指が進行方向を向いているかを確認!
それだけで巻肩で丸い背中なのか? それとも美しい肩〜背中なのか、一瞬で判断できます。
肘もリラックスしましょう
肘から下(前腕)が軽く跳ね上がる形になります。これが優雅な雰囲気を出します。(下写真)
この姿勢のまま歩き出せば、きれいな歩きになる事も簡単にイメージできますね。
小指を意識するとさらに美しく
肘をぐっと伸ばすように力を入れて、小指を動かしてみましょう。
小指が動かしにくくなったことが分かります。
優雅な所作は小指に宿ります。肘のリラックスも要チェックポイントです。
後ろ姿は美の盲点
自分からは見えないけど他人からは丸見え。そんな後ろ姿を一瞬で点検する方法をご紹介しました。手指の向き。大切です。