ハイヒールが健康に良くなる5つの方法
つま先が反り上がるハイヒールがオススメ
ハイヒールを健康サンダルにする方法 1/5
つま先(MP間接)を反らすと太腿の前面に力が入ります。
すると背筋が伸びやすくなるのです。(抗重力筋作用の一貫で起こります)
抗重力筋作用とは?
重力に対して姿勢を正しく保つように働く、筋肉の作用です。
立って目を閉じてみます。身体は前後左右、不規則に揺れますが、太ももや足指、スネなどの筋肉が動いて倒れないように働いてくれています。
つま先が折れ曲がるデザインのハイヒールは太腿の前面、特にヒザの上辺りの筋肉が引き締まり脚を持ち上げるのに有利です。
さらにヒザ上のたるみにも効果が期待できます。
逆に厚底サンダルのように、つま先部分が折れ曲らないデザインは要注意です。
つま先を反らしウオーキング前のストレッチ
手のひらを前に向け、大きく背伸びしながら前足のつま先を「ぎゅ〜〜」と反らします。
太ももの前側の筋肉の出力が上がるので、歩きやすくなります。
肘をピンと伸ばしましょう。体幹が釣られて伸びます。そのときにおへそを胸側に引き寄せるとなお良し!
歩くと疲れる。これを年のせいにしてはいけません。正しく歩けば疲れにくいのです。
足のグリップ力を強化する
ハイヒールを健康サンダルにする方法2/5
ハイヒールはヒールの部分の接地面積が少ない。だからこそ足のグリップ力が重要です。
足のグリップ力は爪先角度と足指で決まります
爪先の角度
踵を揃えて立ち、つま先は10~13度外向きです。この角度で、
- 股関節がもっとも良く動く
- 骨盤がもっとも絞まりやすい
- 体重が腰に乗る
この3点が身体に起こります。
足の指
足の指を強めに摘んでみてください。痛い場合は足のグリップは出来ていない可能性があります。
小指から人差し指の4本が動いてくれると、足のグリップ力は飛躍的に高まります。
小指から人差し指の4本が動き。イラスト、指の赤いラインです。
ここまで出来たら、足のグリップはかなり強いです。
14cmのピンヒール初体験の60歳。普通に歩けました。
インナーマッスルのトレーニング
ハイヒールを健康サンダルにする方法3/5
バランス感覚や瞬発力はインナーマッスルが関係しています。
ハイヒールを健康サンダルにするために、治療ラインの動きでバランス感覚を磨きましょう。
治療ラインの動きは下丹田を使えない動きなので、バランスを保つことが難しいのです。だからバランス感覚の良い練習になるのです。
治療ラインのポーズでインナーマッスルを鍛える
下イラストのポーズをとって静止してみましょう。治療ラインのポーズは3つの丹田を使えないので意外と難しいものです。
慣れてきたら矢印の方向に手足をゆっくりと動かします。
3つの丹田
スムーズに動く股関節を作る
ハイヒールを健康サンダルにする方法4/5
歩く時の重心は腰です。そして腰で一番動くのは股関節です。
股関節6方向の動きを滑らかに
イラストを参考に、立ってバランスをとりながら6方向に動かします。
鼻から息を吸って〜〜
口から息を吐きながら〜〜
脚を6方向にゆっくり正確に動かします。
これもインナーマッスルの良いトレーニング。ちなみにインナーマッスルは別名、若返りの筋肉です。
股関節が6方向にスムーズに動いていると、体幹を腰で支えている感覚が鋭くなります。
下のイラストの赤丸部分で体幹を支えていることを実感できるでしょう。
高いハイヒールを履いて歩けない方は、ここが決定的に出来ていないものです。
体幹を腰で支えている感覚が分かりにくい方はこれ!
骨盤だけで歩く練習です。
ヒザを伸ばし骨盤で歩く
ハイヒールを健康サンダルにする方法5/5
1,2,3まで、身体が整ってくると骨盤で歩く感覚を実感出来るはずです。
これを骨盤で歩くと言います。
これが未完成だと、10cm以上の高いハイヒールを履いた時に、怖くて足が横にしか出せなくなり前に歩けなくなるケース、よくあります。
ハイヒールは健康に悪い!とんでもない誤解です
ハイヒールが悪いのではなくて、姿勢が悪いのです。
ハイヒールは設置面積が小さいので、悪い姿勢の影響が出やすいのです。正しい姿勢でハイヒールを履けば、健康サンダルですよ。