間違いだらけの肩こり対策-2「腕で肩こり撃退」

肩こり

間違いだらけの肩こり対策-2

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腕で肩こり撃退

花子

肩こりが酷く吐き気までします。

そのたびにマッサージなどに行ってますがお金が続きません。最近は椅子の角に背中を押し付ける技を発見しました。

でも、その時は良いけど結局はまた肩こりです。

松乃わなり

椅子の角に背中。僕はゴルフボールでした。

床に転がしその上に寝てゴロゴロ。僕もその時だけでした。すぐにこってくる。

松乃わなり

整体師、通わせないセルフケアを24年。ジャングルと砂漠を950km走破した冒険家。著書11冊>プロフィール

いろいろと研究や体験を経て、肩こりの原因と対策はこれ。特にこのページでは「腕」と肩こりについて説明しますね。

このページの要点

腕が、肩を引っ張っている

あなたが今着ている服の袖を引っ張って見てください。

肩や背中付近の服の布地が「びよ〜〜ん」と伸びてしまいました。肩も動かしにくくなっています。

だから血の巡りが悪くなって肩がこってしまうのです。

なぜ腕が肩を引っ張るのか?

効率の悪いテコが原因です。

重たいものを楽々と動かすテコの原理。私たちの体(関節)もテコの原理で動いています。しかし・・・

テコ

私たちのテコは、力が出にくいテコなのです。

下イラストの左は楽に持ち上げるけど、右の状態では力が入りません。私たちの体は右の状態なのです。

テコ

だから重い物を持つと「グキッ!」となりやすい。その代わりに、素早く広範囲に動く事が出来るのです。

力が出にくいテコをプチ詳しく

テコは始点、力点、作用点。

たとえばダンベル運動。ダンベルを持ち上げる腕の筋肉(力コブの筋肉、上腕二頭筋)は肘のすぐ下に繋がっています。

支点から作用点までの距離が短いので力が出にくいのです。その代わりに素早く動く事ができます。

テコ
力が出にくくなった骨盤

肩こりは肩甲骨と腕がポイントです

肩甲骨は腕を動かす補助の役目があります。

重い荷物を持ち上げる時、力をこめて瓶の蓋を空ける時。猫をなでなでする時。字を書いたりお箸で料理のつまむ時。

力を出す時も、力を抜いてリラックスするときも肩甲骨が大きく関係しています。つまり肩甲骨は働き者なのです。

働いたら疲れる。疲れたら筋肉も硬くなります。硬くなった筋肉を7種類の肩の柔軟性テストで柔らかくしていきましょう!

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