骨盤と股関節で歩く4つのポイント

健康美

健康美

1 2 3 4 5

骨盤と股関節で歩く4つのポイント

花子

元気に美しく颯爽と歩き続けたいです。「骨盤で歩くと良い」と聞きましたが今一つピンと来ません。骨盤で歩くってどんなでしょうか?

松乃わなり

正しい姿勢から歩き出すとイメージしやすいですよ。骨盤で歩いている事を実感しやすいのです。ただし・・・

松乃わなり

整体師、通わせないセルフケアを24年。ジャングルと砂漠を950km走破した冒険家。著書11冊>プロフィール

正しい姿勢から。というのが一番のポイントです。

姿勢が悪いのに、歩き出したら正しく歩き出した。なんて事はありえないのです。骨盤と股関節で歩くための4つのポイントをご紹介します。

このページの要点

骨盤と股関節で歩くために股関節

股関節を2方向に動かしましょう

外旋と伸展の動きです。両方ともしっかり力強く動く方は少ないです。苦手な方を知って苦手を克服しましょう。

イラストを見ながら動かしてみます

そして、動かしにくい方向を知りましょう。

□ 股関節の外旋が苦手

□ 股関節の伸展が苦手

股関節

動かしにくい方向を知ったら

この2つのストレッチをやってみましょう。

□ 股関節の外旋が苦手

□ 股関節の伸展が苦手

どちらにも共通です。

ハムストリングス
腸腰筋

もう一度、股関節を2方向に動かしてみます

□ 股関節の外旋が苦手

□ 股関節の伸展が苦手

動きやすくなったかな?

股関節

脚の長さが違うと言われた方に。気にする必要ありません。それでも気になるなら自分で脚の長さの違いは矯正できます。

骨盤をよく動かしましょう

骨盤は4つの方向に動きます

下イラスト

骨盤の前傾と後傾は割と動きやすいです。しかし

側方傾斜と水平回旋の動きは苦手な方が多いです。

骨盤と股関節で歩くために、自分の骨盤の動きの癖を知りましょう。

骨盤

骨盤の側方傾斜が動き難かった方へ

膝を曲げないで歩く練習をしましょう。この時に頭が揺れないように。

骨盤

骨盤の水平回旋が動き難かった方へ

下イラスト右端の動き(股関節の外旋)を練習します。

肩を動かさないで腰を水平方向に捻る動き頑張りましょう。

腸腰筋

足指と骨盤を連携させる

骨盤と股関節で歩く事を足元から支えてくれます。

下イラスト

(1)〜(2) 右足の親指で地面を蹴ります。

この時に膝は伸びますが完全に伸びきるわけではありません。

親指で蹴った力を利用して右骨盤が持ち上がります。

右お尻の筋肉が働き、右のお尻が下がらないように踏ん張ります。

(2) 右股関節はフリーになり、振り子のエネルギーを使えます。

まっすぐに歩くために(2)〜(3) お尻横の筋肉が働きます。

(3)〜(5) 左足に体重が乗り軸足になり体が前に進みます。

歩く

50歳からの骨盤ウオーキングはこちらが分かりやすいです

骨盤の動きを意識しながら歩く

下イラスト1~2は骨盤が縦方向の動き

親指で地面を蹴る>骨盤を上方向に動く。骨盤の側方傾斜です。

3~4は進行方向の動き

地面を蹴った脚が前に移動。骨盤の水平回旋です。

1~4が組み合わさって、骨盤で歩く事ができます。しかし姿勢の悪い人は、1〜2。または3〜4のどちらかしか動いてないことがとても多いです。

骨盤と股関節で歩くために、苦手な動きをまずは知りましょう。

歩く

足指と膝の向きはポイント

(1) 右足の親指で地面を蹴ります。足首の角度は10度〜13度。

(1) 左足は軸足で地面をグリップ。足の指とつま先の関節(MP関節)がポイントです。

(1)〜(3) 右骨盤は上方向に動き(骨盤の側方傾斜)さらに水平方向に前に突き出るように動きます(骨盤の水平回旋)

この動きが推進力と安定性につながります。骨盤の縁が分厚くなっているのはこのためです。

歩く

正しい姿勢で颯爽と歩けばそれだけで全身運動、有酸素運動です。

さらに中性脂肪の減少、血圧や血糖値の改善に効果が期待できると言われています。正しく歩くと良いこといっぱいありますね。

このページの要点