猫背は命に関わると思った
日本一周中の松乃わなりです。
「北海道で出会った不思議な爺さんの話」数多くのコメントをありがとうございます。
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● 猫背は命に関わると思った。
僕は54歳の時に世界一過酷と言われる、サハラ砂漠250キロマラソンに挑戦しました。マラソン未経験での挑戦です。友達が勝手に申し込んだ(泣)
サハラ砂漠250キロマラソン。
気温は日中45度ギラギラです。夜は5度までキンキンに下がります。
水以外の物資は補給受けられず7日分の食料など、全ての物資を自分で背負って走り続けます。
装備を充実させるとドスンと重くなるし、軽くすると生き延びれない。
5日目に意識を失って倒れました。
そのまま干からびて終わり。にはならず、意識が戻り、ぼんやりしているとラクダが歩いていました。
ラクダなどの大型動物は、頭が揺れない歩き方をします。足腰の負担を減らすためです。
気が付きました。僕は猫背でサハラ砂漠を250キロ歩こうとしていた。
姿勢には普段から気をつけているつもりです。しかしサハラの大自然と、世界中から集まったトップアスリートに囲まれ萎縮し、猫背になっていました。バタンと膝から崩れ落ち、意識を失って倒れた。
ギラギラの強烈な日差しが、頬を焼いていたと思います。
猫背はヤバイと思いました。命に関わると思いました。しかし、自力で姿勢を整える力は残っていません。
そこで帽子と背中のリュックを紐でつなぎ、リュックの重さで頭を持ち上げ、背筋を伸ばしました。「なんちゃって正しい姿勢」です。
そして歩き始めました。
すると奇跡が起こりました。だんだんと体が動くようになってきたのです。これにはびっくり。
行けるかもしれない。表情が変わりました。背筋が伸びました。歩幅が広がりました。砂地を蹴る足音が「ざっざっざっ」と規則正しくなりました。
そして僕はサハラ砂漠をマラソン未経験で250キロ完走しました。
正しい姿勢って凄いと思いました。