猫背はなんでダメ?と聞かれたら
美しくない、かっこ悪い、弱く見える!
1960年のアメリカ大統領選。
現職の副大統領であるニクソン候補とケネディ候補。
絶対不利と言われていたケネディ候補はテレビ討論会で大逆転を収めたと言われています。
話す中身よりも見た目が大事。メラビアンの法則ってやつでしょうか。
心、マインドの視点で・・・
胸を張って上を向いて愚痴を言ってみてごらん。
愚痴は言い難いから。実際にやってみると本当に言いにくい。
食生活の視点で・・・
お腹がいつも押し潰されているから消化に悪い。胃腸に常に負担がかかっている。
猫背で座ると仙骨が寝ているので直腸も寝てしまっている。お通じが悪くなる。うんちと同じでなんか固いなあ!
運動の視点で・・・
腕を真上に上げるや、身体をひねる動作が姿勢が悪いと3割ほど動く範囲が狭くなってしまう。本当は動けるのに実際には動けない状態は不意にぶつかった時など怪我の原因となる・・・
難しすぎる!
仕事の視点で・・・
外見がダサいから見た目で判断される。第一印象が悪いと相手(お客さん)からもそれ相応に見られてしまう。
猫背は視野が狭くなるので判断力が弱そう。自分の姿勢も管理できないと仕事もできないと判断されてしまう。
猫背だとカッコ悪いから損して儲からないのよ!って言い切った方が分かりやすいかも・・・
ヒーロー、ヒロインは猫背じゃない
アニメや映画、ドラマのヒーロー、ヒロインを見せてあげて「ほら猫背じゃないよね」というのは?
少なくとも「骨盤が開いて背骨の生理的湾曲・・・」よりはマシかと思います。
ヒーロー&ヒロインのボディランゲージは世界共通です。
姿勢が良くて、表情が豊かで、ついでに歯がきれいで、でもときどきおっちょこちょいで。
いざという時はまばたきせずにじっと相手の目を見る。ここぞというときはゆっくりと喋る。お腹から声を出す。
チンピラ、ダサいキャラクターのボディランゲージも世界共通です。
猫背でチョロチョロと動き回る。甲高い声で喚き散らす。目が泳いでいる、ドロンとしている。口がポカンと空いている。ガニ股で突っ立っている。
子どもにこれらを見せて「こんなの好き?」って聞いてみたらどうでしょう。
まさか好きとは言わないとは思いますが・・・
かけっこが遅くなるよ、猫背は
かけっこが遅いといじめの対象?
かけっこが遅いといじめの対象になる可能性が高いそうです。
俊足というシューズがあります。メーカーのホームページにはこのように書かれています。
左回りのトラック競技で転倒することの多い子どもたちを「転ばずに最後まで力いっぱい走らせてあげたい」という、開発・営業担当の思いがありました。「シューズを改良することで何とかならないか…」そこで、左回りに特化した「左右非対称ソール」というアイデアが生まれました。
左右非対称のシューズを日常的に履いて悪影響があるかないかは、議論がさかんなようですが、子どもたちはかけっこを速く走りたい。なぜならいじめの対象になってしまうから。
そんな影の声を受けてメーカーはシューズを開発したとも噂を耳にしました。
本当のところは分かりませんが「いじめの対象になる」これって本人にとっても保護者にとっても切実な問題だと思います。
- 悪いことすると閻魔様に舌を抜かれるぞ! > 昭和?
- ***するといじめられるよ! > 現代 すごい時代になったものです。
猫背で死にかけた話・・・
子ども達にうけた!
サハラ砂漠を250km、猫背で走っていたら、だんだんとくたばってきて最後はこうなった!
人の不幸は蜜の味と言いましょうか? 講演会などで顔の変化を見せると子ども達「キャッキャ!」と喜んで話を聞いてくれています。
だから猫背は良くないよ!は少しは通じたと思います(笑)