50歳からのTシャツ映えスタイルの作り方.2
腹は縦に伸びる事を意識しよう
腹は縦に伸びる?
腹は伸び縮みする。これはすごい事なのです。
美味しいものをたくさん食べたらお腹はパンパンの膨れ上がります。お腹が減ったらお腹は凹んでお腹と背中がくっつきそうです。
僕はラーメンが好きで替え玉は絶対で、お腹いっぱいラーメンは幸せです。
女性の妊娠もそうです。愛おしい我が子をお腹で大切に育てます。
さらに身体の動きによってもお腹は形を変えます。前号でお伝えしたウオーキング前のポーズを行うとお腹は縦に伸びます。
逆に、お辞儀をするなど前傾姿勢になるとお腹は横に広がります。
お腹は縦に伸びたり横に広がったりできる能力を使って、Tシャツ映えするスタイルを作る事が出来るのです。
ポイントは、腹が縦に伸びる、横に広がるを意識です。
松乃わなり 整体師、通わせないセルフケアを24年。ジャングルと砂漠を950km走破した冒険家。著書11冊>プロフィール |
腹は縦に伸びたり横に広がったり
腹は姿勢によって縦に伸びたり横に広がったりします。
腹が縦に伸びると体幹のテンションが発生します。
体幹のテンションとは
体幹とは胴体のことを言います。これに手足と首がつながっている。
テンションとはゴム紐が「びよ〜〜〜ん」と伸びる感じをイメージしましょう。そしてここ重要。これらの変化は姿勢で起こります。
下イラストの赤いラインが体幹にかかるテンションをイメージしたものです。
右の猫背では体幹のテンションは背中側にかかります。
左の正しい姿勢では体幹のテンションは胸側にかかります。Tシャツを颯爽と着こなす最大のポイントはこれです。
呼吸を意識しよう
上のイラスト左。体幹のテンションが胸側にかかり理想の体型を作ります。そして目を閉じて呼吸に注目してみましょう。
次は、体幹のテンションが背中側にかかる猫背の姿勢で目を閉じて立ってみます。そして呼吸に注目です。
呼吸の違いに気がつきましたでしょうか?
体幹のテンションが背中側にかかる猫背の姿勢では、胸で呼吸していたはずです。
体幹のテンションが胸側にかかる理想の体型では、胸と腹で呼吸しています。横隔膜がわずかに上下に動いていることが体験できます。
呼吸は私たちが生まれてからずっと休まずに息を吐いたり吸ったりしています。このときにわずかな呼吸の効率の差があれば、長い人生です。小さな呼吸効率の差は大きく積み上がっていきます。
そのためにも、姿勢、体幹のテンション。深い呼吸。意識したいものです。
体幹のテンション | 呼吸 | |
猫背の姿勢 | 胸がわにかかる | 胸で呼吸(早くて浅い胸式呼吸) |
理想の体型 | 背中側にかかる | 胸と腹で呼吸、横隔膜も動く(ゆっくり深い腹式呼吸) |
実践者の事例
ダウン症の女性です。親御様の許可をいただき掲載しています。
ダウン症の方は全身関節弛緩性をお持ちの方が多いようで、関節が柔らかいことが災いして体幹が大きく歪んでしまっています。
姿勢を整える。呼吸も深くなることで体幹に理想のテンションが入り姿勢が真っ直ぐになってくれました。美しいです。
腹は縦に伸びる事ができる
背伸びをするとお腹は簡単に縦に伸びますし、前屈して丸い姿勢になればお腹は横に広がってくれます。
この当たり前のような動きが出来るようになったのは、2億5千万年前と言われています。
そしてこの動きのおかげで、私たちは絶滅の危機から生き延びることが出来たのです。
2億5千万年前の出来事でなんと生物の95%が絶滅してしまったのです。
その中を私たちは生き延びたのです。