【動画あり】令和版、整体で起業マニュアル
整体を学ぶときのポイントを教えてください

将来は整体で起業、開業したいです。そのために整体を学びたいです。

松乃わなりです。整体を学んで起業したい。その質問、たくさんの方から質問受けてきました。
僕は24前に起業し、ここまでやって来れたので何かしら参考になることをお伝えしたいです。しかし・・・
24年も昔の成功談を語っても仕方ないのですが、時代が変わろうとも普遍のものもあります。
そこで、24年前に整体で起業、開業した僕が今、2024年に真っ新の状態で起業するなら、何からやるか? 何をどうやるか?
これらをお伝えしますね。
先ずは整体を学ぶ方法と、学び方です。
動画で学ぶ
1.整体を学ぶ方法3選
整体を学ぶには大きく分けて3つの方法があります。それぞれの特徴とメリット、デメリットを書いていきます。
1.スクールに通う
2.整体院の求人に応募、研修を受ける
3.弟子入りする
1.スクールに通う
整体の学び方の1番目は、スクールに通う事です。定番ですね。
大きな総合校から、整体院に併設されたスクールまで規模はいろいろです。
どの業種もそうですが、当たり外れはあります。
スクールの判断基準は2つです
● 整体の技術(実際に整体を受けてみる)
● 整体の基本理念や技術方針など、こだわっている事
この2点です。
ただし、あなたが整体や起業も、未経験やそれに近いと判断基準が備わっていません。
そんな丸腰状態で見学に行っても正しい判断ができないので、このブログでしっかりと学びましょう。
体験施術のススメ
先ずは整体を受ける経験をした方が良いです。
しかし、整体の経験が少ない場合、なにを経験し、何を判断すれば良いのかが分からないので、せっかく体験しても
「あ〜〜〜気持ちよかった♪」
で終わってしまい、もっと深掘りした情報収集ができないで終わってしまいがちです。
そして、あの整体は本当に気持ちよくて身体も軽くなったし、あそこの技術は本物だ!と判断してしまうことです。
しかし、
整体を受けていた時のことを振り返ってみてください。
整体の途中、あなたは寝ていませんでしたか?
寝てなくても「ううう〜〜きくううう!」って気持ちになっていませんでしたか?
以下はもしもの話です。
あなたが整体を受けていて、あまりの気持ちよさに途中寝てしまった。
もしかしたら、
整体師さんは手を抜いているかも知れません。
整体さんは決められた手順を、てきとうにこなしていたかも知れません。
しかしあなたは寝てた。いまさら確認のしようがない。そして整体は終わって「は〜い、おつかれさまでした♪」
そりあ気持ち良いですよね。
これは正しい判断になりますかね?
体験施術でここだけは確認してほしい事
● 整体スクールの先生の姿勢を見ます。
● 体重をかけて整体を行っていないか?
● 腕力を使って整体を行っていないか?
その先生の知識や人柄は特に重要ではありません(もちろん良いほうがいいに決まってますが)
整体スクールの先生の姿勢を見てください
猫背や反り腰など、姿勢が悪かった論外です。
なお、怪我や病気などの後遺症などで、姿勢が歪んでしまった先生もいらっしゃいますが、動ける範囲ででも姿勢に意識を払っているのかを見てください。
整体を教える先生が姿勢が悪い。姿勢のことなどこれっぽっちも意識してない。自己管理ができてない証拠です。
整体とは姿勢矯正です。身体にとって最適の状態が正しい姿勢。それほど整体と姿勢は重要です。
2.整体院の求人に応募、研修受ける
整体の学び方の2番目は整体院で働く事です。
そこの整体院の先生に自分の腰を治してもらった。あの先生はゴッドハンドだ! などの経験があればこの選択は大いにありです。
しかし、求人情報(給料、福利厚生、立地)などで選ぶと、もしかしたら、あなたの最初の想い「整体師になりたい」の気持ちが変わっていくかも知れません。
しかしそれは悪いことではなく、あなたの価値観なので自分を信じれば良いでしょう。
3.弟子入りする
整体の学び方の3番目は、師匠の元で学ぶ。
これが一番のおすすめです。
なお、弟子入りといっても、下働きをずっと続けさせられたり、師匠の言うことは絶対!などは避けた方が良いと思います。
師匠の教えは厳しいけど、きちんと筋が通っている、納得できる。もっと言うなら師匠のことを尊敬できる。そんな師匠に出会えたら最高ですね。
理想の師匠3選
僕も師匠と呼ばれる存在なもので、自戒の意味を込めてこれを書いておきます。
1.姿勢が良いかを見てください
正しい姿勢は植物と同じです。
● 上半身は風に揺れる枝葉のように肩の力が抜けてリラックスしている。
● 足腰は木の根っこのようにキュッと引き締まっている。
これは整体を行っている時も鉄則です。
肩の力を抜けば抜くほど、整体の圧はビシッと深部にまで届きます。そして整体の効果を大いに引き上げます

2.表情が良いかを見てください
イケメンとかは関係ないです、このイラスト1、2の方を。

3.理念に共感できるか
理想像を絞り込みすぎると、迷える子羊になってしまいます。
どんなに尊敬できる師匠でも、アホなことはするし、人に迷惑かけたこともあるでしょう。
しかし長い人生を一生懸命に生きてこられた方は、表情と姿勢にそれが出ます。その目を養ってください。それは整体の修行の一環でもあります(かなり重要な修行の一つです)
4.正しい体幹の動かし方を意識しているか
3原則あります。
1.肩の力を抜く。作業位を意識しましょう。
体重と腕力を使ってグイグイ押すこともなく、そっと触れるだけで「ビシッ!」と効かせることが出来ます。その気になれば相手をくの字に曲げる事も可能なくらい効きます。
作業位について
肩の力が抜ける唯一のポジションがこの作業位です。

字を書く時、スマホを操作してる時、台所で包丁をトントン、空手家の構え、細かい手作業。フラダンス。
全て作業位で行っています。
しかし不思議な事に整体やマッサージの世界では肘を伸ばして腕全体の一本の棒のようにして押していることが多いです。これでは肩に力が入ってしまい効率が極端に悪くなります。
新人整体師が疲れている、指や腕が痛いと悩んでいるほとんどの原因が作業位ができてないことです。
指を鍛えたりしなくても、作業位を守ってこの後に紹介する
2.対角線を意識と3.腰から動いて肩や腕が後からついてくるを守れば、そっと触れるだけでビシッと効かせることができます。体重や腕力は不要です。
2.対角線を意識しましょう。
歩いている時と同じように左右の手足が交互です。
腰が自然に入るので、そっと触れるだけで「ビシッ!」と効かせることが出来ます。さらに疲れにくいです。

3.腰から動いて肩や腕が後からついてくる
フラダンスが分かりやすい。優雅で滑らかな動きになります。
例えば、椎間板ヘルニアで身体の半分が痺れている、電気が走るような痛みがある。そんな方の整体のときにこの動きはとても重要です。
滑らから動きが可能なので、整体を受けている側も安心していられるからです。

整体で起業、開業したい
ありがとう。と言われてお金までいただける。
ときには両手で握手などされたりしたら、「あ〜整体やってて良かった」と思えます。
感謝されて活躍できる整体師、楽しいですよ。