能登半島ボランティア報告.2
今まで多くの被災地にてボランティア活動を行ってきましたが、能登半島は雰囲気が全く違います。
関東圏、関西圏から遠くアクセスも悪いので、
「忘れられている雰囲気」
強いです。地元の人も感じておりますが、口には出しません。
能登半島の被害は半島の先端付近がやられており、半島の付け根付近の金沢市や高岡市は平時に戻っているようです。
さらに金沢市はホテルを再開し早々に値上げ、インバウンド需要に応えました。外貨を稼いで復興支援金にするつもりかもしれませんが、地元の忘れられている感は強いです。
● 老夫婦が暮らす川沿いの一軒家の後片付けをしています。
床上浸水の被害なので、家財道具を外に出し、使えるものは水洗いしています。水道が復旧したので助かっています。
大変なのが床の拭き掃除で、白いパウダー上のヘドロが床の目地にびっしりこびりついています。
白色なので一見キレイなのですが、雑菌がいる可能性があるために、歯ブラシなどで取り除いて雑巾掛けしています。時間がかかります。
床下にも瓦礫が大量に流れ込んでいます。床下に潜って撤去することは可能ですが、作業中に余震が来たら押し潰される危険もあります。専門家に任せるしか無いと思います。
● 僕がいるベースキャンプ地は「日本航空学園・輪島ベースキャンプ」です
パイロットなどを目指す子たちが学んでいる学校です。自衛隊もここに部隊を集結させています。
大浴場、洗濯機に乾燥機、カップラーメンやペットボトルの水など使えるので助かっています。
有料ですが学食も利用できます(夕食800円、朝食600円)
寝るのは教室にハンモック付きテントが何人分か用意済みですが、イビキとかうるさいので僕は車中泊しています。